接着剤を使わない、機械接合という選択

接着剤を使わない、機械接合という選択

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「1年も経たずに壊れる」靴の正体

新品で買った靴やサンダルが、1年も経たないうちにソールが剥がれたり、ストラップが外れたりした経験はないでしょうか。

その原因の多くは、素材そのものではなく、各パーツをつなぐ「接着剤」の劣化です。

合成接着剤は、湿気や熱、紫外線などの影響を受けながら、時間とともに硬くなり、もろくなっていきます。

本体の素材がまだ使える状態でも、接着部分から壊れてしまう。これが、多くの靴やサンダルで起きていることです。


機械接合とは

AOTOMORIのサンダルは、合成接着剤にできるだけ頼らず、機械的な接合を中心に組み立てています。

具体的には、次のような方法を組み合わせています。

  • リベットによる固定

  • 縫製による接合

  • 圧力と熱を使った加工

どれも、単純に接着剤で貼り合わせるだけではない構造です。


メリット1 — 長く使いやすい構造

機械的な接合は、接着剤だけに頼る構造に比べて、時間による劣化が起きにくいという特徴があります。

毎日履くサンダルだからこそ、見た目だけではなく、「どう組み立てられているか」も大切だと考えています。


メリット2 — 素材の特徴を活かせる

AOTOMORIでは、ソールに90%以上のリサイクル天然ゴムを使用しています。

素材そのものの柔らかさや質感を活かすためにも、構造はできるだけシンプルにしたいと考えました。

見える縫い目やパーツの構造も、「どのようにつくられているか」を感じてもらえる要素のひとつです。


メリット3 — つくり方が見える

大量生産の製品は、構造が完全に隠れていることも少なくありません。

一方で、機械接合を中心にした構造は、どこをどう固定しているのかが比較的見えやすくなります。

それは、「何でできているのか」「どう作られているのか」を、履く人が確認できるということでもあります。


デメリットもあります

もちろん、機械接合にも課題があります。

  • 製造に時間がかかる

  • 工程が多い

  • 大量生産には向きにくい

そのため、効率だけを考えれば、接着剤中心の製造のほうが簡単です。

それでも私たちは、「長く履けること」の価値を大切にしたいと考えています。


最後に

サンダルは、毎日のように履くものです。

だからこそ、短く消費する前提ではなく、できるだけ長く付き合えるものを目指したい。

「なぜ壊れるのか」を考えたとき、私たちは、素材だけではなく、構造そのものから見直す必要があると考えました。

それが、AOTOMORIが機械接合という方法を選んでいる理由です。

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